幻想的な氷の世界を体験。北極圏のアイスホテルが予約受付をスタート

スウェーデン北部、北極圏の集落ユッカスヤルビ(Jukkasjärvi)にある「アイスホテル(ICEHOTEL)」が2021年の宿泊受付を開始した。公式ホームページからインターネット予約が可能。

1989年に世界初の“氷のホテル”としてオープンした「アイスホテル」は、施設周辺を流れるトルネ川から切り出した自然の氷を使い、毎年11月頃からホテルの組み立てが始まり、春の雪解けとともに氷が溶けて川へ還るサステナブルなホテルだ。

スウェーデン最北の都市・キルナ(Kiruna)から車で約30分ほどの北極圏内に位置し、夏季(6月から7月頃)は白夜、冬季(12月から1月頃)は極夜となり、オーロラ鑑賞に人気のエリアでもある。

客室アートスイート(Art suite)の一例
Design:Tjasa Gusfors & Patrick Dallard/Photo:Asaf Kliger

ホテルは、氷と雪で作られたアイスエリア(ICEHOTEL WINTER)と暖かい木造コテージのウォームエリア(WARM ACCOMMODATION)で構成されており、宿泊施設だけでなく、氷と雪の彫刻を展示するアートギャラリー、日帰り観光客も利用できるアイスバー、氷の器で提供されるレストラン、結婚式などに利用できるセレモニーホールが備わっている。さらに、2016年には再生可能エネルギーを使って冷却することで夏季も宿泊可能な「ICEHOTEL365」が完成し、一年を通して利用できるようになった。

客室アートスイート(Art suite)の一例
Design:Rob Harding/Photo:Asaf Kliger

メインとなる全15室の「アートスイート」は、冬季限定の雪と氷でできたスイートルーム。世界中から選ばれたアーティストによって制作される部屋はすべて異なり、毎年違うデザインが登場する。室内の温度はマイナス5℃前後に保たれており、就寝時は氷のベッドの上にトナカイの毛皮のベッドカバーを敷き、寒冷地対応のハイクオリティーな寝袋を利用するため、見た目よりは寒くないはずだ。

ウォームエリアの部屋の一例(Nordic Chalet)
Photo:Johan Broberg

ウォームエリアでは、ファミリーで宿泊できるアパートメントタイプをはじめ、ダブルやツインの部屋も用意。内装は洗練されたスカンジナビアンデザインで、各部屋に専用バスルーム(シャワー)、トイレ、テレビ、電話、ヘアドライヤー、湯沸かし器などが備え付けられている。アイスホテルでは、初日の滞在をアイスエリア、2日目以降をウォームエリアにすることを勧めている。

Deluxe suite 365 with ensuite bathroom
Photo:Asaf Kliger

また、年間を通して利用できる「ICEHOTEL365」には、すべて氷でできた「アートスイート365」と、氷の部屋とサウナやバスタブ付き専用バスルームが連なった「デラックススイート365」の2つの部屋タイプがあり、どの季節に宿泊しても氷の部屋を体験できるようになっている。

Photo:Asaf Kliger

別棟のレストランでは、地元の食材を用いた伝統的なスカンジナビアン料理を提供しており、トナカイやムース、ホッキョクイワナなど、北欧特有のメニューの他、ベジタリアンミールやキッズミールを用意。氷点下のアイスバーでは、氷のグラスに注がれたキンキンに冷えたカクテルが楽しめる。

周辺エリアでは、犬ぞりやスノーモービル、オーロラツアーなどのアクティビティも手配可能(料金別)で、壮大な景色の中で思う存分に北欧の自然を満喫できるはず。

2021年は、北極圏でしか体験できない幻想的な氷の世界を堪能してみては?

【Information】
ICEHOTEL
Marknadsvägen 63
981 91 Jukkasjärvi
Sweden
https://www.icehotel.com/

※チェックイン時間は宿泊する部屋によって異なるため、公式ウェブサイトでご確認ください

THE STYLE OF NORTH 編集部

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