北欧発のサイキックスリラー『イノセンツ』公開、インスピレーションは大友克洋のあの作品!

ノルウェー出身のエスキル・フォクト(Eskil Vogt)監督による最新作、映画『イノセンツ』が7月28日より全国にて公開されます。

映画『イノセンツ』劇場ポスター

エスキル・フォクト監督は、デンマーク出身の映画監督ヨアキム・トリアー(Joachim Trier)氏の右腕として『母の残像』『テルマ』などの脚本を共同で手掛け、2021年公開の『わたしは最悪。』で第94回アカデミー賞の脚本賞にノミネートされた実績を持つ北欧の気鋭。最新作の『イノセンツ』はフォクト監督の長編映画2作目で、監督作品としては初の日本公開となる作品です。

本作は、世界中に多くの熱狂的ファンを持つ大友克洋氏の漫画「童夢」からインスピレーションを得たというサイキック・スリラーで、ストーリーはまさに「童夢」を想起させる団地を舞台にした子供たちによるサイキックバトル。

大人が介在しない、子供たちの“危険な遊び”は予測不能。その特異な世界観と秀逸な脚本に加えて、不穏と驚きに満ちたサイキック描写も評価され、「ヒーロー映画に落胆してきた大人への映画」(The Times)、「近年でもっとも心揺さぶられる」(Bloody Disgusting)など、世界のメディアから賛辞が贈られています。

【ストーリー】
緑豊かなノルウェー郊外の団地に引っ越してきた9歳の少女イーダ、自閉症で口のきけないアナは、同じ団地に暮らすベン、アイシャと親しくなる。ベンは手で触れることなく小さな物体を動かせる念動力、アイシャは互いに離れていてもアナと感情、思考を共有できる不思議な能力を秘めていた。夏休み中の4人は、大人の目が届かないところで魔法のようなサイキック・パワーの強度を高めていく。しかし、遊びだった時間は次第にエスカレートし、取り返しのつかない狂気となり<衝撃の夏休み>へと姿を変えていく─ ─ 。

2020年に日本公開され大ヒットした映画『ミッドサマー』を継承する新たな鬼才が放つ北欧サイキック・スリラー。ぜひ夏休みに鑑賞してみてください。

【Information】
『イノセンツ』(原題:De uskyldige/英題:THE INNOCENTS)
日本公開:2023年7月28日(金)新宿ピカデリー他 全国ロードショー
監督・脚本:エスキル・フォクト
撮影:シュトゥルラ・ブラント・グロヴレン
出演:ラーケル・レノーラ・フレットゥム、アルヴァ・ブリンスモ・ラームスタ、ミナ・ヤスミン・ブレムセット・アシェイム、サム・アシュラフ、エレン・ドリト・ピーターセン、モーテン・シュバラ他
2021年/ノルウェー、デンマーク、フィンランド、スウェーデン
言語:ノルウェー語
日本語字幕:中沢志乃
配給:ロングライド/提供:松竹、ロングライド
映画『イノセンツ』オフィシャルサイト

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THE STYLE OF NORTH 編集部

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