デンマーク人の性格30選。日本人との共通点や上手な付き合い方も解説

アンデルセン童話やレゴ、高価な家具ブランドなどで知られる北欧デンマーク。モダンで洗練されたイメージがありますが、実際に暮らしている人たちの性格・国民性には、どのような特徴があるのでしょうか。

今回は、首都コペンハーゲン在住スタッフが、現地での実体験に基づき、デンマーク人の性格の特徴・傾向をまとめました。

※筆者の経験に基づく一般的な傾向であり、すべてのデンマーク人に当てはまるわけではありません。

デンマーク人の性格は? 30の特徴まとめ

1. 物事をストレートに言う

デンマーク人は率直で、物事をストレートに伝える人が多いです。たとえば、誘いを断る時などは「行けたら行く」ではなく、「行かない」や「興味がない」とはっきり言います。意見が明確なので、付き合いやすいと感じる人も多いです。

2. ディスカッションが好き

デンマークでは、職場や学校などで、積極的に意見を出し合うことが重要とされています。意見の違いは対立ではなく、理解を深める手段と考えられているため、年齢や立場に関わらず、活発に建設的なディスカッションが行われます。

3. 自立心が旺盛

デンマークでは個人の自立が人生の基盤と考えられているため、学校や家庭でも自分で考え、行動することを促されます。そのため、常に自分がどうしたいかを基準に行動する傾向があり、協調性よりも主体性が重んじられています。

4. 良い意味で空気を読まない

デンマーク人は、場の空気に合わせて自分を抑えるタイプではありません。自分の意思や予定を大切にする価値観が強いため、たとえば食事会などでも、自分の好きなタイミングで「じゃあ、帰るね」とサッといなくなります。

5. 初対面の人には慎重

デンマーク人は、初対面の相手に対しては少し慎重で、見知らぬ人とは物理的にも心理的にも距離を置く傾向があります。たとえば、アメリカ人のように見知らぬ人に気さくに話しかけるようなことはほとんどありません。

6. プライベートの時間を最優先する

「人は人、自分は自分」という価値観が強く、仕事とプライベートを完全に分ける人が多いです。仕事が終わればサクッと帰宅し、家族や自分のための時間を最優先するのが一般的。仕事の後の飲み会を強要されるような風習もありません。

7. 毒気の強いユーモアを楽しむ

デンマーク人はわかりやすいジョークよりも、毒気のある皮肉で笑いを取ることが多いです。他国を軽く皮肉りつつ、自分たちの弱点を笑うのが定番です。少しダークな話題でもジョークにすることがあり、タブーが比較的少ないようです。

8. ヒュッゲ(Hygge)を大切にする

ヒュッゲ(Hygge)とは、デンマーク語で「居心地がいい空間や時間」を意味する言葉です。仕事や家事、育児などで忙しい毎日でも、ヒュッゲな時間を確保することは、人生においてもっとも優先されるべき習慣として根付いています。

9. 基本は楽観的

デンマーク人は基本的には楽観的で、困難な状況でも「Det skal nok gå!(きっと上手くいく!)」と前向きに捉える気質があります。高福祉国家ゆえに失業や老後に対する不安が少なく、「失敗しても大丈夫」という安心感があるからかもしれません。

10. レス・イズ・モア精神がある

デンマークでは、「レス・イズ・モア(Less is more)」(少ないほうが豊かである)の精神が浸透しています。これはデザインの領域にとどまらず、日常生活においても、シンプルさと機能美が調和したものに価値を置く姿勢があります。

11. こだわりが強い

デンマーク人は自分軸でのこだわりを持つ人が多いです。そのこだわりを象徴するのが椅子への情熱です。デンマークでは、一生ものとして、自分の体にフィットする名作椅子を若いうちにローンを組んで購入することがあります。

12. 昼夜問わずキャンドルを使う

デンマーク人はとにかくキャンドルをよく使います。昼でも、室内を温かく演出するために火を灯し、視覚的な心地よさを追求します。夜はあえて照明を落としてキャンドルを使うため、日本人の感覚からすると驚くほど薄暗い空間を好みます。

13. コーヒー休憩が多い

デンマーク人は仕事の合間に何度もコーヒー休憩(Kaffepause)を取り、リラックスする時間を確保します。日本では休憩=サボりとみなされることがあるかもしれませんが、デンマークではコーヒー休憩は生産性の一部と考えられています。

14. 徹底的な実利主義

デンマーク人は国土が狭いせいか、「限られた資源(時間・税金・エネルギーなど)を、いかに無駄なく幸せに直結させるか」ということに熱心です。この「タイム・イズ・ハピネス」の追求が行き過ぎて、実利主義に見えることがあります。

15. テクノロジーに対して柔軟

新しいテクノロジーを生活を便利にするツールとして取り入れ、使いこなす柔軟性があります。デンマークでは行政手続きのほとんどがデジタル化されていますが、国民も「その方が無駄がなくて合理的だ」とポジティブに受け入れています。

16. 時間に正確

日本のように「10分前には到着する」という文化はありませんが、約束の時間通り(オンタイム)に現れるのがマナーだと考える人が多いです。また、デンマーク人は、開始時間だけでなく、退社時間や終了時間に関しても非常にシビアです。

17. 規則やルールに忠実

デンマーク人は無意味だと感じる形式的なルールは嫌いますが、そのルールが社会全体の効率を高めるといった合理的な理由に基づいている場合は忠実に守ります。たとえば、自転車専用レーンでの信号遵守や手信号はかなり徹底しています。

18. サステナビリティを重視する

デンマークでは、消費や生活習慣においてサステナビリティが重視されています。たとえば、安価な大量生産品を買って使い捨てるのではなく、質の良いものを長く愛用することがクールなライフスタイルだと考えられています。

19. オーガニックへの関心が高い

デンマークでは、健康や環境への配慮から、オーガニック食材を選ぶことが生活の一部となっています。特に卵、オートミール、牛乳などの定番商品は、スーパーの売り場の4~5割をオーガニック製品が占めることも珍しくありません。

20. 自転車移動が好き

デンマーク人は、環境保護という大義名分以上に、「渋滞が少なく健康的で合理的」という理由で自転車に乗ります。自転車に乗るのは生活の一部であり、雨や雪の日でも颯爽とペダルを漕ぐのがデンマークの日常風景です。

21. 自国に対するプライドが高い

デンマーク人は自国の社会制度や文化に対して高いプライドを持っています。デンマークのシステムこそが理想であるという自負が根底にあるため、自国の社会システムに対する批判には強く反論することがあります。

22. 政治への参加意識が高い

デンマークは政治や社会制度に対する当事者意識が非常に高い国です。国会議員選挙の投票率は毎回80%を超え、若者から高齢者まで政治を身近なものと捉えています。多くの人が「自分たちの力で社会を変える」という意識を持っています。

23. 高い税率に納得している

デンマークは世界でもトップクラスの重税と言われますが、多くの人々にとって税金は政府に取られるものではなく、生活に必要なサービスをパッケージで買うためのサブスク料金のような感覚を持っているように感じられます。

24. 常にデンマーク国旗(ダンネブロ)を飾る

デンマークでは、国民の祝日だけでなく、誕生日やパーティーなど、お祝い事には必ずと言っていいほど国旗を飾ります。ナショナリズムではなく、お祝いのシンボルという認識で、さまざまな場所に国旗が飾られています。

25. 伝統行事を愛する

新しいテクノロジーやイノベーションを積極的に取り入れる一方で、クリスマスやイースター、ナショナルデーといった伝統行事、さらに伝統料理のレシピには、並々ならぬ熱意を見せます。代々受け継いできたデンマーク流を愛する人が多いです。

26. メイド・イン・デンマークが好き

家具、オーディオ、おもちゃ、そして食品に至るまで、自国ブランドに対する信頼と愛着が非常に強いです。「デンマーク製なら間違いない」という意識が根底にあり、他国製品よりも自国製品を優先して選びます。

27. 英語スキルに自信がある

デンマーク人は非英語圏でトップクラスの英語力があり、それを使いこなすことに自信を持っています。英会話は「できて当たり前」と考えているため、苦手な人に対して「なぜ英語を話せないのか」的な雰囲気を出すことがあります。

28. 他人へのアドバイスが好き

自分たちのやり方が世界一合理的だと信じているため、厚意で「あなたはこうすべきだ」とさまざまなアドバイスをしてくれます。親切心から来る行動ですが、場合によっては少しお節介に感じられることもあります。

29. 外見に関するコメントを嫌う

デンマークでは、たとえ誉め言葉であっても、身長や体形、容姿について言及することは好まれません。外見はプライベートの領域であるという共通認識があります。ただし、「新しい髪型、似合っているね!」などのコミュニケーションは問題ありません。

30. スウェーデンへの対抗心が強い

デンマークとスウェーデンは、歴史上「世界でもっとも多く戦争をした2国」と言われ、スカンジナビアの覇権を巡る歴史的な因縁があります。サッカーの北欧ダービーから社会システムの優劣争いに至るまで、デンマーク人はスウェーデン人に対し強烈な対抗心を燃やし続けています。

デンマーク人と日本人に共通点はある?

デンマーク人と日本人の最大の共通点は、「個人のプライバシーを尊重し、過剰に干渉しない」という点です。お互いにプライバシーやパーソナルスペースを大切にする国民性のため、対人関係の距離感は日本人にとって心地よく感じられる点かもしれません。

また、「自国ブランドに対する絶対的な信頼」も似ています。日本人が日本製品を誇りに思うように、デンマーク人も「デンマーク製が一番だ」という強い自負があります。

しかし、基本的な価値観は対照的です。協調性を重んじて、周囲に合わせる日本人に対し、デンマーク人は自分のスタイルに絶対的な自信を持ち、自己主張を厭いません。

表面的には似たような距離感でありながら、内面は揺るぎない自己肯定感と自立心がみなぎっています。

デンマーク人と上手に付き合うための3つのポイント

次に、デンマーク人の基本傾向を踏まえ、上手に付き合うために、押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。

1. デンマーク文化への関心を示す

デンマークでは、自国の価値観やライフスタイルを理解しようとする姿勢が好まれます。たとえば、「ワークライフバランスが整っている点が素晴らしい」「環境への配慮が進んでいる」のように、具体的に共感や関心を示すと、信頼関係の構築に役立つでしょう。

2. はっきりと意思表示する

デンマークでは、「どちらでもいいよ」や「たぶん大丈夫」といった曖昧な返事は、「何を考えているかわからない」と相手を不安にさせてしまう可能性があります。たとえ反対意見であっても、自分の意見や意思をはっきり伝える方が信頼される傾向があります。

3. 外見に関する発言を避ける

日本人はつい、「背が高いですね」「顔が小さいですね」などと、好意で外見に対するコメントをしてしまいがちです。しかし、デンマークでは「他人の外見について言及すべきでない」という意識が根付いています。そのため、外見に関してのコメントは避けた方が無難です。

デンマークを訪れるときや、デンマーク人と交流するときには、こうした国民性を意識しながら交流してみると、より良い関係を築けるかもしれません。

THE STYLE OF NORTH 編集部

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