北欧旅行におすすめの航空会社の選び方|フィンエアー・JAL・ANA・エミレーツなど比較
北欧旅行を計画するとき、ホテル選びと同じくらい重要なのが「どの航空会社を利用するか」です。
日本から北欧へ向かう場合、JAL、ANA、フィンエアーのほか、ヨーロッパ系や中東系の航空会社など、さまざまな選択肢があります。航空券の価格だけで選んでしまうと、「乗り継ぎが大変だった」「思った以上に移動時間が長かった」と後悔することもあります。
そこで今回は、北欧旅行で利用しやすい航空会社やルートを比較し、それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介します。
ぜひ、ご自身の旅行スタイルに合った航空会社選びの参考にしてください。
北欧旅行の航空会社選びで押さえるべき4つのポイント
長時間の移動になる北欧旅行では、チケットの価格だけで比較するのはおすすめできません。
まずは、以下の4つのポイントをチェックしましょう。
1. フライト時間と乗り継ぎのしやすさ
北欧旅行では、目的地までどれだけスムーズに移動できるかが重要です。
現在、日本とヨーロッパを結ぶ一部の便はロシア上空を避けて運航しているため、以前とは飛行ルートや所要時間が異なる場合があります。
直行便を利用する場合でも長時間のフライトになりますし、乗り継ぎを利用する場合は、目的地までの総移動時間がさらに長くなることもあります。
航空券を選ぶ際は、飛行時間だけでなく、経由地での乗り継ぎ時間や空港内の移動のしやすさも確認しましょう。
2. 機内サービスと快適性
日本から北欧への移動は長時間になるため、座席の快適さや食事、機内エンターテインメントなども重要なポイントです。
特に乗り継ぎを含めて20時間前後、あるいはそれ以上の移動になる場合は、機内でどれだけ快適に過ごせるかによって、旅行初日の疲労感も変わってきます。
言語面に不安がある場合は、日本語対応の有無も航空会社選びのポイントのひとつです。
3. 料金・マイル・旅の目的との相性
航空券の価格はもちろん重要ですが、最安値だけを基準にすると、自分の旅行スタイルに合わない場合があります。
例えば、短期間で北欧を効率よく巡りたいなら、多少航空券が高くても、移動時間や乗り継ぎの負担が少ないルートを選ぶ価値があります。
一方、旅行期間に余裕がある場合は、ヨーロッパや中東を経由することで、航空券の選択肢を広げられることもあります。
また、普段利用している航空会社のマイルやステータスを活用できるかどうかも確認しておきましょう。
4. 受託手荷物の条件
海外旅行では、お土産などで帰りの荷物が増えてしまうこともあります。
航空会社や運賃タイプによって、無料で預けられる手荷物の個数や重量制限は異なります。格安運賃の場合は、受託手荷物が含まれていないこともあるため、航空券を購入する前に確認しておきましょう。
北欧旅行でおすすめの航空会社・ルート5選
1. フィンエアー|北欧へのアクセスと乗り継ぎのしやすさが魅力
概要・ルート
ヘルシンキを経由して北欧各地へ向かうルートです。
フィンエアーの魅力は、ヘルシンキ空港を拠点に、フィンランド国内だけでなく、北欧やヨーロッパ各地へ乗り継ぎやすいことです。
日本からフィンランドへ旅行する人はもちろん、ノルウェー、スウェーデン、デンマークなど、複数の国や都市を周遊したい場合にも便利です。
メリット
- 北欧各地への乗り継ぎルートが充実している
- ヘルシンキ空港は比較的コンパクトで、乗り継ぎの動線がわかりやすい
- 条件によっては短い乗り継ぎ時間(1時間以内)の便もある
- 北欧デザインを楽しめる
デメリット
- 運賃タイプによって受託手荷物や座席指定が別料金になる
- 日本語を話せる客室乗務員が搭乗していない便もある
- 追加サービスを選ぶと、最初に表示された航空券価格より総額が高くなる場合がある
こんな人におすすめ
- 北欧各地を効率よく周遊したい人
- 乗り継ぎのしやすさを重視する人
- フィンランド旅行を予定している人
- 北欧デザインやマリメッコなどが好きな人
実際に搭乗した感想
ヘルシンキまで直行便があるのは、やはり大きなメリットだと感じました。北欧各地へ移動する場合でも、ヘルシンキ空港での乗り継ぎがわかりやすく、移動の負担を抑えやすです。
ビジネスクラスを含め、アメニティは以前より簡素になった印象ですが、機内食は満足できる内容でした。乗務員も比較的親切で、日本人乗客への対応にも慣れている印象です。羽田・成田のカウンタースタッフも丁寧な対応でした。
一方で、座席指定や受託手荷物の追加が有料になるケースもあるため、航空券の基本料金だけで比較せず、最終的な支払総額を確認してから決めるのが安心です。
2. JAL(日本航空)|日本語対応の安心感が魅力
概要・ルート
羽田〜ヘルシンキ間の直行便があり、フィンエアーとのコードシェアを活用して、ヘルシンキから北欧・ヨーロッパ各地へ乗り継ぐことができます。
北欧への移動で日系航空会社を利用したい人にとって、おすすめの選択肢のひとつです。
メリット
- 日本語で対応を受けられる安心感がある
- フィンエアーとの提携により、ヘルシンキ経由で北欧・ヨーロッパ各地へアクセスしやすい
- 日本人向けの機内サービスや機内食を利用できる
- 日本語字幕付きの映画や日本のコンテンツなど、機内エンターテインメントが充実している
デメリット
- 旅行時期や予約時期によっては、他社より航空券価格が高い場合がある
- 運航日やダイヤはシーズンによって変更されることがあるため、旅行日程との相性を確認する必要がある
こんな人におすすめ
- 日本語での対応を重視したい人
- 海外旅行や長距離フライトに不安がある人
- 安定したサービスや接客を求める人
- JALマイルを活用したい人
実際に搭乗した感想
JALを利用する一番のメリットは、日本人スタッフや日本語対応スタッフによる安心感です。
私が搭乗した便は比較的年式の古い機材という印象もありましたが、シート自体は快適でした。ビジネスクラスのフラットシートや、プレミアムエコノミーの座席数が多めなのも嬉しいポイントです。
機内食は好みが分かれる部分もあるものの、和食メニューがあり、お箸を使って食べられるのも日本の航空会社ならでは。
また、日本語字幕付きの映画や日本のドラマなどがそろっているため、長時間のフライトでも比較的退屈せずに過ごせました。
一方で、羽田空港の一部日本人グランドスタッフの不遜な対応は、毎回かなり不満が溜まります。
3. ANA(全日空)|ストックホルムへの直行便が魅力
概要・ルート
ANAは羽田〜ストックホルム間の直行便を運航しています。
2025年1月31日に就航した比較的新しい路線で、日本からスウェーデンへ直行できるのが大きな魅力です。
運航曜日や時刻はシーズンによって変更される場合があるため、予約前には最新のスケジュールを確認しましょう。
メリット
- ストックホルムまで直行で、乗り継ぎの負担を減らせる
- スウェーデン旅行を予定している人に便利
- 日系航空会社ならではのサービスと日本語対応が期待できる
デメリット
- 週3往復の運航のため、旅行日程によっては利用しにくい
- 時期によっては経由便より航空券価格が高い場合がある
- ストックホルム以外が目的地の場合は、乗り継ぎが不便なことがある
こんな人におすすめ
- スウェーデンを中心に旅行したい人
- 乗り継ぎ回数をできるだけ減らしたい人
- ANAマイルを活用したい人
- 日系航空会社のサービスを利用したい人
実際に搭乗した感想
ANAのストックホルム便の就航を心待ちにしていた人は、多かったのではないでしょうか。実際に利用してみると、その便利さをかなり実感しました。
深夜に羽田を出発し、朝にストックホルムへ到着するダイヤは使い勝手がよく、到着したその日から動きやすいのが嬉しいところです。
スウェーデンは北欧の中で比較的交通の便が良く、ストックホルムから周辺国への移動もしやすいのが魅力です。北欧周遊の入口・出口として利用できるのも、この路線の大きなメリットだと思います。
機内については、デザインなどは若干古い感じがあります。ただ、JALと同じようにビジネスクラスが完全個室になっているのは、やはりありがたいですね。また、私が利用したときは、ラウンジもJALより比較的空いている印象でした。スタッフの対応にも特に不満はありませんでした。
4. ヨーロッパ系航空会社|経由地やフライトの選択肢が豊富
概要・ルート
ヨーロッパ系航空会社を利用する場合、いくつかの路線から選ぶことができます。
ルフトハンザ航空、エールフランス、KLMオランダ航空、SASなどを利用し、フランクフルト、パリ、アムステルダム、コペンハーゲンなどのヨーロッパ主要都市を経由するルートです。
北欧の地方都市まで行きたい場合や、旅行日程に合わせて出発時間・経由地を選びたい場合に便利です。
なお、SASは2024年9月にスターアライアンスからSkyTeamへ移行しています。マイルや上級会員資格を利用する場合は、提携関係も確認しておきましょう。
メリット
- 経由地やフライト時間帯の選択肢が豊富
- 北欧の主要都市だけでなく、地方都市への乗り継ぎルートも探しやすい
- 経由地によっては、ヨーロッパの都市と組み合わせた旅行プランも立てられる
デメリット
- フランクフルトやパリなど、大規模なハブ空港では乗り継ぎに時間がかかることがある
- 基本的には英語での対応になる
- 乗り継ぎ回数が増えると、荷物のトラブルなどのリスクが増える
こんな人におすすめ
- 航空会社を比較して決めたい人
- 北欧の地方都市まで行きたい人
- 北欧だけでなく、ヨーロッパの他の都市にも立ち寄りたい人
- マイルやアライアンスを重視したい人
実際に搭乗した感想
ヨーロッパ系航空会社は、北欧だけでなく、ヨーロッパの他の都市も組み合わせて旅行したい人にはおすすめです。
例えば、フランクフルトやパリ、アムステルダムなどを経由するルートなら、旅程に余裕があれば経由地に滞在することもできます。「せっかくヨーロッパまで行くなら、北欧以外の都市も見てみたい」という人には、直行便にはない楽しみ方ができると思います。
航空会社によって機材やサービスに違いはありますが、日系航空会社のような細やかなサービスを期待しなければ、特に不満を感じることはありません。
むしろ、「特別なサービスは必要ないので、目的地までリーズナブルに、問題なく移動できればいい」という人には、ヨーロッパ系航空会社は十分に選択肢になると思います。
日本の航空会社では見かけない食事メニューや、おしゃれなアメニティが用意されていることもあり、そうした違いを楽しめるのも、ヨーロッパ系航空会社を利用する魅力の一つです。
5. 中東系航空会社|価格とサービスのバランスを重視する人におすすめ
概要・ルート
エミレーツ航空やカタール航空などを利用し、ドバイやドーハを経由して北欧へ向かうルートです。
ヨーロッパ経由とは異なり、中東を経由するため、目的地によっては総移動時間が長くなることもあります。北欧まで、乗り換え時間を含めて20時間以上になることもめずらしくありません。
旅行時期やセールのタイミングによって、直行便やヨーロッパ経由便よりも航空券を安く購入できることがあります。少しでも費用を抑えたい人は、セール情報や運賃をこまめにチェックしておくとよいでしょう。
メリット
- 旅行時期によっては航空券がリーズナブル
- 機体が新しく、機内サービスも充実している
- 運賃タイプによっては、受託手荷物の条件が比較的充実している
- ストップオーバーを利用し、経由地で滞在する旅程も組める
- ドバイやドーハでの買い物や空港での滞在を楽しめる
デメリット
- 乗り継ぎを含めると、目的地によっては20時間以上かかる場合がある
- 基本的には英語での対応になる
- ターミナル内の移動に時間がかかることがある
- 乗り継ぎ時間が長い便もある(7時間以上)
こんな人におすすめ
- 旅行日程に余裕がある人
- 航空券の価格を比較しながら選びたい人
- 機内サービスやエンターテインメントを重視する人
- 経由地での滞在も旅行の一部として楽しみたい人
実際に搭乗した感想
航空券の価格をできるだけ抑えたい場合には、中東系航空会社を検討する価値があると思います。
また、ドバイのような華やかな雰囲気が好きな人にも向いています。中東の空港は日本やヨーロッパとは違った雰囲気で、独特のラグジュアリー感があります。乗り継ぎの時間も旅行の一部として楽しめるかもしれません。
私はカタール航空を利用したことがあり、約10時間の乗り継ぎ時間があるフライトだったため、市内のホテルに1泊しました。(航空会社規定の条件を満たしていたため、宿泊費は無料)ただ、宿泊したホテルの周辺には徒歩で行ける観光スポットが少なく、時間を持て余してしまいました。
乗り継ぎ時間が長い便を選ぶ場合は、空港で過ごすのか、市内観光をするのか、ホテルを利用するのかを事前に考えておくことをおすすめします。
目的別|ぴったりな航空会社の選び方
とにかく乗り継ぎの負担を減らしたい人
フィンエアー、JAL、ANA
フィンランドや北欧各地へのアクセスを重視するなら、フィンエアーやJAL、ストックホルムが目的地ならANAの直行便がおすすめです。
言葉の不安を減らし、機内でも安心して過ごしたい人
JALまたはANA
日本語での案内やサポートを重視するなら、やはり日系航空会社が安心です。フィンエアーも便によっては日本語対応スタッフが搭乗しています。
航空券の価格とサービスのバランスを重視したい人
エミレーツ航空、カタール航空などの中東系航空会社
旅行時期によっては、お得な航空券が見つかることがあります。ただし、移動時間や乗り継ぎ時間が長いことが多いため、総合的に比較してから決めましょう。
北欧以外のヨーロッパも一緒に旅行したい人
ルフトハンザ航空、エールフランス、KLMオランダ航空、SASなど
ヨーロッパ系航空会社がおすすめです。北欧旅行とヨーロッパの都市観光を組み合わせて、数都市を周遊するのに便利です。
まとめ|旅行スタイルに合わせてベストな航空会社を選ぼう
北欧旅行で後悔しないためには、航空券の価格だけでなく、「移動時間」「出発・到着時間」「乗り継ぎのしやすさ」「機内での快適性」「受託手荷物の条件」「マイルやアライアンス」などを総合的に比較することが大切です。
私は、移動時間と現地到着時間、価格のバランスを見て、主にフィンエアー、JAL、ANAを利用しています。
フィンエアーは北欧各地へのアクセスや乗り継ぎのしやすさ、JALとANAは日系航空会社ならではの日本語対応や安心感が魅力です。一方、ヨーロッパ系や中東系の航空会社を利用すれば、経由地や価格、フライト時間帯などの選択肢を広げることができます。
航空券を選ぶ際は、「自分の旅行スタイルにどのルートが合っているか」を考えるのがおすすめです。
旅行の目的や予算、日程に合わせて航空会社を選び、快適な北欧旅行を楽しんでください!












