これがフィンランド流!子供と一緒にサステナブルな北欧の旅を楽しもう

まだコロナ禍ではあるものの、少しずつ普段通りの生活にシフトしている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、夏休みの家族旅行のアイデアにもぴったりな“フィンランド流・子供と一緒に休暇を楽しむ秘訣”をご紹介します。夏休みの計画はこれからという皆さん、ぜひ参考にしてください!

Visit Finland, Emilia Hoisko(ブランコで遊ぶ子供)

Photo:Visit Finland, Emilia Hoisko

子供と旅行しやすい国・フィンランド

フィンランドには、子供たちと一緒に歩き、探検可能な場所が数多く存在します。

首都ヘルシンキには60以上の無料の遊び場があり、テントでのキャンプやロッジでの宿泊をはじめ、ベリーの採集、スイミングやハイキング、カヌーなどを気軽に楽しむことができます。また、街から30分ほどの場所には自然豊かな「ヌークシオ国立公園(Nuuksio National Park)」があり、ハイキングコースも整備されています。

ヘルシンキでは、ベビーカーに乗った6歳未満の子供を連れての移動は、バスやトラム(路面電車)、地下鉄、市営フェリーを含めてすべて無料です。近代的かつカーボンニュートラルな鉄道網を全国で展開しているフィンランドの国鉄VR*の長距離列車には、子供用のプレイエリアやベビーカー置き場を完備したファミリー車両があるので、お子さん連れでも安心して旅行することができます。

*VR (http://www.vr.fi) は、Visit Finlandの「Sustainable Travel Finland」ラベルを取得しています

フィンランド流・子供と一緒に休暇を楽しむ秘訣7選

フィンランドは、国連の持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)による「世界幸福度報告」で5年連続首位となり、アウトドアを楽しむそのライフスタイルや、自然の中で家族と過ごす休暇のスタイルにも注目が集まっています。

フィンランドの人々はどのように休暇を楽しむのでしょうか。フィンランドを満喫するためにも押さえておきたい、フィンランド流・子供と一緒に休暇を楽しむ7つの秘訣をチェックしましょう!

TM & Dennis Livson

ムーミンワールド/Photo:TM & Dennis Livson

1、ムーミンに会う
世界的に有名なアーティストであり作家であるトーベ・ヤンソンが生み出したムーミンをテーマにした「ムーミンワールド」は、あらゆる年齢の子供たちがお気に入りのキャラクターに会うことができる、夏季限定のテーマパークです。

フィンランド南西部の群島にあるナーンタリ旧市街(Naantali)に隣接する島に位置し、今年で30周年を迎えます。フィンランド人の幸せの源の一つである「自然に触れること」は、島の森の小道を歩くことで叶えることが可能です。

アクセス方法:トゥルク駅(電車)+バス
https://www.moominworld.fi/

Visit Rovaniemi

夏のサンタ/Photo:Visit Rovaniemi

2、夏のサンタに会う
ヨーロッパ最後の荒野・ラップランド地域はサンタクロースの故郷です。サンタクロース村では冬だけでなく、夏でもサンタクロースに会うことができます。サンタのファンはサンタクロースと対面し、年中無休のワークショップで夏のアクティビティに参加しましょう。

また、サンタクロース村の中央郵便局では一年中、クリスマスの雰囲気を体験することができます。家族旅行の記念にここから手紙を送ってみるのも素敵ですね。

アクセス方法:夜行サンタエクスプレスでヘルシンキ駅+ロヴァニエミ駅、ローカルバス
https://santaclausvillage.info/

Jussi Hellstén

大自然で遊ぶ子供/Photo:Jussi Hellstén

3、大自然に触れる
フィンランドの人々は自然の中を歩くのが大好きです。フィンランドには整備された多くの国立公園があり、あらゆる世代や家族連れに適したハイキングコースがあります。

なかでも、北カレリア地方の「コリ国立公園(Koli National Park)」は、フィンランドでもっとも壮大な風景を誇り、何世紀にもわたってフィンランドの芸術家たちにインスピレーションを与え続けてきました。公園散策のハイライトでもあるウッコ展望台からの美しい眺望を楽しみ、ビジターセンターでは家族で地元の文化について学ぶことができます。

アクセス方法:ヨエンスー駅(電車) + バス
https://www.koli.fi/en

Visit Oulu

砂浜で遊ぶ親子/Photo:Visit Oulu

4、ビーチライフを満喫する
フィンランドは187,888の湖がある国として知られていますが、多くの海辺の砂浜があることはご存知でしょうか。

北極圏直下に位置する北部の都市オウル(Oulu)には、“北のリヴィエラ”と呼ばれる美しいビーチ「ナッリカリ(Nallikari)」があります。家族向けのこの一帯には、ジャングルジムのある遊び場やアイスクリームを販売するキオスク、安全に泳ぐのに最適な遠浅の湖があり、子供と訪れるにも楽しいエリアです。

アクセス方法: オウル駅 (電車)+ バス
https://visitoulu.fi/tuote/nallikari/

Harri Tarvainen

自家製ケーキを楽しむ家族/Photo:Harri Tarvainen

5、コテージライフを堪能する
モッキ(mökki)と呼ばれるコテージで安らぐ時間は、フィンランド人の生活には欠かせないものです。

フィンランドで2番目に大きな湖であるパイヤンネ湖(Päijänne)のほとりにある家族経営の「ヌクラ(Nukula)」ゲストハウスで、現地のコテージライフを体験してみましょう。自家製のフィンランド料理とプロのアウトドアガイドのおもてなしもあり、まるで自分の家にいるかのようにくつろげる場所です。

アクセス方法:ユヴァスキュラ駅(電車)
https://en.nukula.fi/

Jussi Hellstén

探索する女性/Photo:Jussi Hellstén

6、歴史に触れる
海外旅行ではその国の歴史に触れるのも一つの楽しみですね。ヘルシンキのマーケット広場からフェリーで20分のところに位置する「スオメンリンナ要塞(Suomenlinna)」は、8つの島の上に建造された海上要塞で、ユネスコの世界遺産に登録されています。18世紀当時フィンランドを統治していたスウェーデンが対ロシアの防衛拠点として建設したものです。

6kmに及ぶ要塞の壁や100基の大砲、おもちゃ博物館や教会など見所も多く、カフェやレストラン、ピクニックやスイミングができるスポットもあります。

アクセス方法:ヘルシンキ駅(電車)+トラム+フェリー
https://www.suomenlinna.fi/en/

Photo:Visit Finland

水辺で遊ぶ子供/Photo:Visit Finland

7、遊びを極める
子供の教育分野でも注目されるフィンランド。リニューアルしたばかりの博物館「Museo Leikki」では、フィンランドのおもちゃや遊び、幼少期の歴史に焦点をあてた家族向けの展示を行っています。Leikki(レイキ)はフィンランド語で「遊び」を意味します。

おもちゃに限らず、学校の休み時間の過ごし方、子供たちのお祝いやパーティーなどについて、写真やストーリーを紹介しています。お子さんと一緒に、フィンランドの子供たちの遊び方やお気に入りのおもちゃを楽しんでみては。

アクセス方法:ヘルシンキ駅(電車) + 地下鉄
https://museoleikki.fi/en/

ヘルシンキ・ヴァンター国際空港は北欧随一のハブ空港ですが、コンパクトなのでお子さん連れでも移動しやすいのが特徴です。ぜひ一度、家族や子供たちと一緒にサステナブルな北欧の旅を体験してみてください。

Courtesy of Visit Finland

■Visit Finland(フィンランド政府観光局)について
旅行先としてのフィンランドブランドを発展させ、海外旅行者にフィンランドをプロモーションし、旅行業界の企業のグローバル化を支援しています。旅行先や地域、旅行産業ビジネス、その他の輸出関連企業および大使館と協力しています。Visit FinlandはBusiness Finlandのグループ機関です。
https://www.visitfinland.com/

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